私たちの身体は、日常生活の中で無意識のうちに筋肉へ負担をかけています。長時間のデスクワーク、立ち仕事、運動不足、または繰り返しの動作などにより、筋肉は硬くなり、血流が悪くなります。その結果、肩こり・腰痛・関節痛などの不調が生じやすくなります。

当院では、こうした身体の不調を根本から改善するために、「指圧による筋緊張の軽減」と「等尺性収縮運動（アイソメトリック運動）」を中心とした施術を行っております。どちらも医学的根拠に基づいた手技であり、症状に応じて最適な組み合わせを選択しています。

① 指圧による筋緊張の軽減

筋肉がこわばると、血流が滞り、老廃物が溜まりやすくなります。これが「コリ」や「痛み」として感じられる主な原因です。

当院の指圧施術では、筋肉や筋膜に対して適切な圧を加え、深部の緊張を緩めていきます。ただ“押す”だけではなく、筋の走行や関節の動きに合わせた圧の方向や強さを調整することで、より効率的に筋緊張を解消します。

特に、慢性的な肩こりや腰痛、姿勢のゆがみによる筋バランスの崩れなどは、深層筋までしっかりアプローチすることで血流が回復し、身体の軽さを実感していただけます。

また、過度な強圧による筋損傷を防ぐため、すべての施術は安全性を重視した手技マニュアルに基づいて行っています。患者様お一人おひとりの体格や筋肉の状態を確認しながら、最適な力加減で施術しますのでご安心ください。

② 等尺性収縮運動（アイソメトリック運動）

当院のもう一つの特徴が、等尺性収縮運動を取り入れた施術です。

これは、筋肉を動かさずに力を入れる運動のことで、筋肉に「刺激」と「安定性」を与えるトレーニング法です。たとえば、肩の位置を動かさずに軽く押し合う、膝を伸ばしたまま太ももに力を入れる、といった形で行います。

この運動の目的は、筋肉の緊張をコントロールし、正しい筋バランスを取り戻すことです。痛みが強くて関節を動かせない方でも安全に行うことができ、関節周囲の筋力低下を防ぐことにもつながります。

当院では、各部位ごとに「どの筋肉を・どの方向に・どの程度の力で」働かせるかを明確に定めたマニュアルをもとに施術を行っています。施術者によるばらつきをなくし、常に一定の効果を実感していただけるよう工夫しています。

③ 手技と運動を組み合わせた「根本改善」へのアプローチ

指圧で筋肉をゆるめるだけでは、一時的な軽減にとどまる場合があります。

そのため当院では、筋緊張の緩和と並行して「筋肉が正しく働く状態」を再教育する等尺性運動を取り入れることで、再発しにくい身体づくりを目指します。

施術後には、ご自宅でも簡単にできるセルフケア方法や、姿勢・動作のポイントもお伝えしています。

「施術を受けるだけで終わり」ではなく、患者様ご自身が自分の身体を理解し、より良い状態を維持できるようサポートすることが当院の方針です。

当院のすべての施術者は、共通のマニュアルに基づいた技術研修を受けています。

部位ごとに最適な圧のかけ方、筋肉の走行、姿勢保持の方法などを体系的に学んでおり、常に同水準の技術で施術を行える体制を整えています。

これにより、どの施術者が担当しても施術の質が均一であり、患者様に安心して通っていただけます。

また、定期的な技術勉強会を実施し、手技の見直しや新たな改善点を共有することで、より高い施術効果を追求しています。

当院の施術は、「筋肉をゆるめる」と「筋肉を使う」という2つのアプローチをバランスよく取り入れた、再発予防型の施術です。

単なるリラクゼーションではなく、「根本改善」を目的とした手技と運動療法の融合により、身体が本来持っている回復力を引き出します。

慢性的な不調にお悩みの方、どこへ行っても良くならなかった方にこそ、当院の施術を体感していただきたいと考えています。