肘部管症候群でお悩みの方は

ぜひ、堺市南区のはやし整骨院まで気軽にご相談ください！

肘部管とは、肘の小指側の骨と肘の頭の骨の間の溝の部分を中心とする骨と靱帯に囲まれたトンネル状の部分の事です。この中を尺骨神経が通っています。皆さんも肘を机の角にぶつけて電気が走った記憶はありませんか？

そこが肘部管の場所で，電気が走った神経が尺骨神経です。この部分で神経が圧迫を受けて小指のしびれや、握力の低下等をきたしたりします。

肘部管症候群とは、手指に走って行く神経が3本あり、このうち肘の内側にある尺骨神経という神経が肘部で牽引もしくは圧迫を受けることにより、小指側にしびれが出たり、手の細かい動きが上手にできなくなる病気のことをいいます。

末梢神経障害の中で2番目に多く、日常よく遭遇する病気で、初期は小指と薬指の一部にしびれや痛みを感じます。

尺骨神経は手のひら側の指と、甲側の両方に通っているため、指全体がしびれるのが特徴です。

肘から手首までの広い部分の内側に痛みを感じることもあります。

進行すると手の筋肉がやせて、小指と薬指の変形が目で見てわかるようになります。

指を伸ばそうとしても小指と薬指が完全に伸ばせなくなり、指をそろえられない、小銭が掴みづらい、箸が使いづらい、ボタンがけがしにくい、といった症状が出てきます。

また、握力の低下が起こってきます。

最近は肘部尺骨（ちゅうぶしゃっこつ）神経障害と呼ぶ傾向にあります。

肘の内側の骨の出っ張り（内側上顆）のすぐ後ろに骨と靱帯で形成された肘部管という神経が通るトンネルがあります。

ここを尺骨神経が通るのですが、この通り道は狭くゆとりがあまりないため、慢性的な圧迫や引き延ばしが加わると容易に神経麻痺を引き起します。

肘を机でぶつけて手指がジーンとしたことがある人もいるかと思いますが、皮膚のすぐ下に神経が通っているため、圧迫を受けやすい構造になっています。

圧迫の原因には、老化による変形性肘関節症で肘部管を形成している骨が隆起して棘（とげ）のようになる場合、靱帯の肥厚や肘部管部の腫瘍（ガングリオン）などの柔らかな腫れもの、リウマチなどによる炎症が原因で発症することが挙げられます。

また子供の頃に脱臼や骨折などのケガで肘の変形（外反肘変形）を起こし、神経が引き延ばされて症状が出ることもあります。

症状は小指、環指のしびれが主で、痛みをともなうこともあります。

加えて、ものを握る力が弱くなるといった運動神経の症状が起こります。さらに症状が進むと、手の甲の筋肉が痩せ、小指球筋（手のひらの小指側にある膨らみ）が萎縮し、鷲の手の様な形の変形を来す事になります。

問診や外来診察でほぼ見当がつきますが、その際、この病気と似た症状を起こすいくつかの病気、例えば頸椎疾患、胸郭出口症候群などとの鑑別が必要になることもあります。

手首や指先の小指側のしびれを感じたら、肘部管症候群の疑いがあります。

その場合は適切な施術を行いましょう。

施術の第一は、なるべく肘を曲げないよう安静にします。

まずは、患者さまの膝の状態を確認させていただき、痛みの早期緩和を目指した施術を行います。その際にも、しっかり痛みの原因を見極めた上で行います。

痛みが出ている肘の部分だけではなく、痛みの原因となっている部分を丁寧に探り、筋肉に対するトリガーポイント療法や、より即効性を出すための鍼灸などを組み合わせて肘の痛みにアプローチしていきます。

肘部管症候群を早期に改善するために、痛みの根本的な原因にアプローチしていきます。

痛みが緩和しても、身体のバランスが崩れていたり、悪い姿勢や骨格の歪みが癖づいていたりする場合には、しばらくすると痛みが戻ってしまいます。

肘部管症候群の場合、痛みがある肘をカバーしようとして、骨格に歪みが生じている場合が多くみられるため、骨格や姿勢の改善を行い、身体の土台である骨格・骨盤矯正を行います。

患者さまの姿勢や日常生活動作、スポーツをする上での身体の使い方をヒアリングしたうえで、弱っている筋肉の強化と、動きの悪い関節を動かす訓練を行い、再発しない身体づくりをしていきます。