上腕二頭筋長頭腱炎
- 重たいものを持ち上げると痛みが出る
- 野球やテニスなどバックスイングすると痛みが出る
- 洗濯物を干すときに痛みが出る
- 動かさなければ痛みは出ないが、力を入れると肩に痛みが出る
- 就寝時に肩を下ろすと痛みが出ることがある
上腕二頭筋長頭腱炎でお困りの方は
堺市南区のはやし整骨院に
ご相談ください!!!
上腕二頭筋長頭腱炎とは?
上腕二頭筋は、いわゆる「力こぶ」を作る筋肉で、先端が長頭と短頭に分かれており、それぞれ肩甲骨の別々の場所に付着しています。
上腕二頭筋長頭腱炎は長頭腱の酷使で、この長頭腱が通る結節間溝と呼ばれる溝との摩擦刺激により炎症を引き起こす状態をいいます。
主症状は肩の外転動作や外旋動作を行った場合の痛みで、重症化すると結節間溝部を軽く触れただけでも痛みが出てきます。
上腕二頭筋長頭腱炎の原因は?
上腕二頭筋長頭腱炎の原因は、スポーツや仕事といった腕の酷使や重たい物を持ち上げる動作で上腕二頭筋に必要以上の負荷が掛かったときに発生します。
また、加齢による筋力低下の状態でこうした負担を掛けることにより炎症に繋がる事もあります。
さらに、40歳以上になると加齢的変化で、腱が硬くなる(変性)ために発生頻度が高くなります。
昨今では、長時間のパソコン作業やスマホ操作で巻き肩になると、長頭腱炎のリスクが上がることがあります。
上腕二頭筋長頭腱炎の症状とは?
上腕二頭筋長頭腱炎の症状としては、肩関節の前方や上腕から前腕にかけての痛みであり、特に結節間溝部を押さえると圧痛が出ます。
また、野球などの投球時には上腕二頭筋に放散痛が出る事があります。
徒手検査法
徒手検査法には、スピードテストとヤーガソンテストがあります。
スピードテストとは結節間溝部を指で押さえ、長頭腱の負荷を掛ける事により、痛みが出るかを検査する方法です。
ヤーガソンテストとは、肘関節を直角にした状態で、ドアノブをひねる動作をし、もう1人はひねり動作を阻止する事で痛みが出るかを検査する方法です。
改善するにはどうすればいいか?
上腕二頭筋長頭腱炎は長期にわたる上腕二頭筋の酷使が原因であるため、痛みが出始めた場合は痛い箇所に10~15分ほど氷で冷やす(アイシング)をされると痛みが軽減されます。
ただ、その酷使に至るまでに巻き肩や猫背など身体の歪みが引き起こされる事がありますので、気になる方はお早めにご連絡ください。