ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
- 膝のお皿の下が痛い
- 歩くと膝が痛む
- 階段の上り下りで膝が痛い
- 走る、ジャンプの動作で膝下が痛い
- キック、ターン、踏ん張り動作で膝下が痛い
ジャンパー膝でお悩みの方は
ぜひ、堺市南区のはやし整骨院まで気軽にご相談ください!
ジャンパー膝とは
ジャンパー膝は膝のお皿(膝蓋骨)と脛骨粗面(すねの骨)の間にある腱を膝蓋腱といい、伸張ストレスによりこの膝蓋腱の損傷を繰り返す事で炎症や痛みが生じます。
主に小学生・中学生・高校生といった若年層に好発し、多く場合、バレーボールやバスケットボール、走り幅跳びやサッカー、ランニングなどのジャンプやダッシュを繰り返し、太ももの筋肉に負担を掛ける様なスポーツに多くみられます。
ジャンパー膝は膝のお皿の下に付着する膝蓋靭帯にトラブルが起きる「膝蓋靭帯炎」を指して表現され、また膝蓋骨の上が痛くなる大腿四頭筋付着部炎と合わせジャンパーズニーとも呼ばれます
。炎症がひどくなると、スポーツ動作だけでなく、日常生活でも痛みが強くなります。
ジャンパー膝の原因とは?
ジャンパー膝の原因には、大腿四頭筋の筋肉が硬い、踵への体重の負荷、肥満体型、股関節の柔軟性の低下、足関節の動きの悪さ、上半身がうまく使えていない、といった要因による膝への負担や、スポーツ活動による膝への繰り返しの負担で膝蓋腱の中で余分な血管の増加と考えられています。
ジャンプ動作や着地動作の度に膝蓋腱が引っ張られ、特に強い負担がかかった時には腱の中で小さな傷が生じます。
すると、その傷を治すために血管が増えてきます。
本来、この傷は2週間ほどで治癒され、傷が治ると増えた血管も消滅していきます。
ところが、修復の途中で負担のかかる練習をあまりに繰り返すと、できた傷が治る前に新たに損傷ができてしまい、血管が減る暇がなく増え続けてしまいます。
また小学生・中学生・高校生といった、いわゆる成長期では、骨と筋肉の成長や修復スピードが異なるため、筋肉が骨に引っ張られるため同様の障害が起こります。
ジャンパー膝の症状
ジャンパー膝の症状には、自発痛、運動痛、限局性圧痛、運動制限などが挙げられ、痛みの程度は、運動後に痛みが生じる(軽度)運動中と運動後に痛みが生じる(中等度)日常生活でも傷みを覚え、普段通りに運動できない(重度)の3段階に分類されます。
特に活発にスポーツをする10代の男性に多く、膝の屈伸運動(ジャンプ・ダッシュ・シュート)の後に膝に痛みが見られることが多く、症状が進行すると運動中にも痛みを感じるようになります。
その他の症状として、熱感、腫れなども見られます。膝が痛くなったり、曲げることが出来ず、膝が腫れたり、熱感を訴えられる事があります。
改善するにはどうすればいいか?
ジャンパー膝の施術方法はスポーツの後にアイシングを15分ほど行い、必要に応じて湿布、包帯固定、テーピングします。
患部の安静を保つとともに、ストレッチやウォーミングアップを入念に行い、運動後にはアイシングなどを行います。
重度なものでは、運動を中止します。
予防方法としては、スポーツの前には大腿の前面に付着している大腿四頭筋入念なストレッチング、スポーツ前の入念なウォーミングアップが大切です。また底が厚めのシューズの使用も効果があります。
発症しても軽症あるいは中等症であればスポーツは続けられるので、適切なコンディショニングによってそれ以上に悪化させないことが大切です。