水泳肩
- 泳いでいると肩の前面に痛みが出る
- クロール、バタフライなど、大きく肩を動かすと痛みでつらい
- 肩の前面だけでなく、肩の奥にある関節面まで痛みを感じる
- 水泳後、肩の痛みが簡単に引かず、困っている
- 水泳中、肩に痛みが出るもレントゲンなどでは異常が出ない
水泳肩でお困りの方は
堺市南区のはやし整骨院にご相談ください!!
水泳肩とは?
水泳肩とは、水泳を日常的にしている方や水泳選手に多くみられ、特にクロールやバタフライ等のように他のスポーツと比べ、肩関節を酷使する競技などで、肩を大きく回す動作を繰り返すことで肩関節内にある腱板に損傷や断裂が生じている状態をいいます。
水泳肩の原因には、水泳で肩を繰り返して使用する事で発生する慢性的な痛みや障害のことを指し、その原因は
①肩関節の過度の酷使
水泳は肩周辺の筋肉や関節に重負荷をかける運動であり、これらを反復動作を行うことで、肩の筋肉や軟骨といった軟部組織にストレスがかかり、肩の痛みや損傷が引き起こされます。
②誤った水泳フォーム
正しい水泳姿勢や泳ぎ方を守らずに水泳を行う事で肩の関節や筋肉に余分な圧力が掛かることで引き起こされます。
③適切な柔軟体操や使用後の冷却の不足、欠如
使用前のウォームアップや使用後にアイシングといったクールダウンを行わずに水泳を始めると、筋肉や関節が水泳を行うための身体づくりが準備が十分にされていない状態で使用する事で肩関節に負荷を受けることになります。
④過去の怪我の影響
以前に肩の怪我をしたことがある場合、その損傷部位が弱くなっている可能性があり、再び水泳を行うことで症状が再発することがあります。
⑤体力及び筋力の不足
十分な体力や筋力がない状態での水泳により、肩関節の負荷に対応できず負担がかかり、損傷のリスクを引き上げてしまいます。
水泳による肩の痛みの原因はクロールを始めとして、バタフライや背泳の際に水を手でかき分けて肩を回す時に肩の組織が衝突するメカニズムで肩の組織を痛めることで起こってきます。
水泳による肩の痛みは練習量も一つの要因ですが、水泳のフォームとして腕や肩、肩甲骨がうまく使えなかったりと身体の使い方も大きく関わってきます。
水泳肩の症状とは?
水泳肩の症状は個人によって異なる場合がありますが、一般的に
①肩の痛み
肩関節の前部や上腕部に痛みが生じることがあり、悪化すると肩関節の後面を中心に痛みが現れます。
鈍痛や刺すような痛みであり、水泳中の負荷をかける動作直後や水泳後に悪化することがあります。
②運動制限
水泳によって肩の可動域が制限されることがあり、腕を上げたり、回したりする動作が困難になることがあり、これを放置すると肩関節内旋位を維持することが出来ず、やがて何をしていなくても肩に痛みが出ます。
③肩関節の腫脹
炎症がある場合、肩周囲の組織が腫れることがあります。
また、肩関節に炎症が生じた状態で肩関節を酷使すると、痛みが激しくなるだけでなく、腱板断裂の可能性もあり、これが生じると腕を捻り動作でに痛みが強くなり、腕を上げる動作がスムーズに行えず、痛みを避けるため筋肉の萎縮を起こし、外見的にも左右で差が現れるのが特徴です。
④肩関節の機能減弱
肩の筋肉や関節に問題がある場合、肩のだるさを感じることがあります。この感覚がきっかけで水泳時や日常生活での肩の動作に影響が出ることがあります。
⑤肩の疲労感
水泳時だけでなく日常生活でも肩の疲労感を感じることがあります。
⑥クリック音、ポップ音といった症状
肩の関節に問題がある場合、動かす際にクリック音やポップ音が聞こえることがあります。
水泳肩になったら、どうすればいいか?
もし水泳中に肩の痛みや不快感を感じた場合は、適切な施術とリハビリを受けることが大切です。
水泳肩を予防するためには、適切なウォームアップとクールダウンを行い、正しい泳ぎ方を学ぶことが重要です。
また、過度なトレーニングを避け、体力や筋力を向上させるためにバランスの取れたトレーニングを行うことも重要です。