肘内障の原因とは?|堺市南区のはやし整骨院
2025年10月25日
小さなお子さまが「腕が痛い!」「動かしたくない!」と泣いている…。
そんなときに多いのが、**肘内障(ちゅうないしょう)**という状態です。
堺市南区のはやし整骨院・鍼灸院にも、泉北ニュータウンや栂・美木多、光明池、泉ヶ丘などから、「子どもの腕が抜けたかもしれない」と来院されるご家族が多くいらっしゃいます。
今回は、肘内障の原因や特徴、そして対処法について詳しくご紹介します。
■肘内障とは?
肘内障とは、乳幼児(主に1歳〜5歳くらい)に多く見られる、肘の関節が部分的に外れるような状態です。
医学的には「橈骨頭亜脱臼(とうこつとうあだっきゅう)」と呼ばれます。
子どもの腕の骨はまだ成長途中で、靭帯(じんたい)が柔らかく、骨の形も大人ほど安定していません。
そのため、強く腕を引っ張られることで肘の関節がズレてしまうのです。
■肘内障の主な原因
堺市南区のはやし整骨院・鍼灸院では、以下のような場面で肘内障が起こるケースが多く見られます。
① 手を引っ張ったとき
最も多い原因がこれです。
お子さまが転びそうになったとき、思わず手を強く引っ張ってしまう — そんな瞬間に、橈骨が靭帯から外れて肘内障になります。
② 服を着せたり脱がせたりする動作
袖を通すときに腕を強く引っ張ることでも発生します。
特に冬場、厚手の服を着せるときなどは要注意です。
③ 転倒や手をついた衝撃
転んだ際に手をついたり、無理な角度で腕をねじったりすることで関節にズレが生じることもあります。
④ 繰り返しの引っ張り動作
何度も肘内障を起こしている場合、靭帯がさらに緩みやすくなり、軽い力でも外れやすくなります。
「またなった!」という再発も珍しくありません。
■肘内障の症状
肘内障が起きると、次のような特徴的な症状が現れます。
腕を動かそうとしない(特に肘を伸ばしたまま下げている)
痛がって泣くが、腫れや内出血はほとんどない
肘や手首を動かすと強い痛みが出る
手のひらを上に向けようとしない
この状態を見て「骨折かも?」と心配される保護者の方も多いですが、肘内障は適切な整復を行えばすぐに改善するケースがほとんどです。
■肘内障が起きやすい年齢と理由
肘内障は主に1歳〜5歳くらいの子どもに多く発生します。
理由は、
骨がまだ細く、橈骨頭が丸くない
靭帯が柔らかく関節が外れやすい
肩から肘までの距離が短く、引っ張る力が肘に伝わりやすい
という構造的な特徴があるためです。
6歳を過ぎるころには骨や靭帯が発達し、自然と起こりにくくなります。
■はやし整骨院・鍼灸院での対応
堺市南区のはやし整骨院・鍼灸院では、肘内障が疑われる場合、まず丁寧に状態を確認します。
骨折などの重大な外傷がないことを確認した上で、**専門的な整復法(関節をもとに戻す施術)**を行います。
整復が成功すると、「カチッ」という感覚とともに、痛みがスッと引き、数分後にはお子さまが普通に腕を動かせるようになることがほとんどです。
ただし、何度も繰り返す場合は、靭帯の緩みや使い方の癖があるため、再発予防のための生活アドバイスもお伝えします。
■ご家庭での注意点
手を引っ張って立たせたり、持ち上げたりしない
服を着せるときは肘を曲げたまま優しく動かす
再発した場合は無理に動かさず、すぐに整骨院や医療機関へ
無理に動かすと痛みが悪化する場合もあります。
「またなったかも?」と思ったら、堺市南区のはやし整骨院・鍼灸院までお気軽にご相談ください。
■まとめ
肘内障は、正しく整復すればその場で改善することが多いですが、繰り返すと肘が外れやすくなることもあります。
原因を理解し、日常生活で注意することで予防が可能です。
泉北ニュータウンや栂・美木多、光明池、泉ヶ丘エリアからも多くのお子さまが来院されています。
お子さまの「腕が動かない」「泣き止まない」などの症状が見られたら、早めの受診をおすすめします。







